子どもの成長は個人差が大きい、とよく聞きますよね。
寝返りする時期やハイハイし始める時、食事の量や体の大きさなど、あげればきりがないくらいです。
赤ちゃんが言葉を話し始める時期も、そんな気になることの一つだと思います。
小さい子が一生懸命おしゃべりする姿は、本当にかわいいですよね。
「ママ!」って呼ばれたら、と想像するだけでうれしくなります。
でも、あの子は話をしているのにうちの子は・・・とか、もしかすると言葉が遅いのかも、と心配になってしまうことも。
赤ちゃんは、いつ頃から言葉を話し始めるのでしょうか?
何をすれば、早く一緒におしゃべりできるのでしょうか?
言葉はコップの水と一緒?!話し出すのはいっぱいになってあふれたとき!
「あー」「うー」といった声を聞くと、「お話してる!」と嬉しくなりますね。
そのあと「まあまあ」「ばあばあ」といった喃語が出てきて、1歳頃になると、「まんま」「ブーブー」と言った単語を話す子もいます。
さて、ここでよく聞く「個人差」です!
早い子は8,9ヶ月から、遅くても1歳半でほとんどの子が「ママ!」と呼んでくれるとか。
でも、8ヶ月から1歳半と言えば10ヶ月!
この年頃で10ヶ月といえば、それはそれは長いですよね。
いつからという数字は目安としては良いでしょうが、その子によってとしか言えない・・・というのが本当のところだと思います。
その後、1歳半から2歳頃になると、ちょっとした文章が作れるようになるそうです。
この頃でも、おしゃべりが上手な女の子がいたり、2歳半でも、あまり話をしない男の子がいたりと様々です。
男女差もあると聞きますが、言葉を話し出すきっかけはあるのでしょうか。
言葉は、コップの水に似ていると思います。
コップの中にどんどん水がたまっていっても、少ないときはそのままですよね。
でも、いっぱいになれば一気にあふれ出します。
言葉もそんな感じではないかと思います。
コップが言葉でいっぱいになりあふれ出したとき、その時が、赤ちゃんが言葉を話し始める時だと思います。
幼稚園の子の話ですが、英会話を始めて何ヶ月も、家では全く英語を話さなかったそうです。
お母さんも、「英語は話さないのかな?」と気になっていたとのこと。
ところが、ある日突然、「I’m hungry!」と言ったそうです。
それからは、家でもよく英語を話すようになりました。
大きくなっても、初めての言葉は赤ちゃんと一緒だと思います。
その日、たまった英語があふれて、流れ出したのでしょうね。
言葉は、子供の中で、少しずつ少しずつたまっています。
このコップがいっぱいになる日を、ゆっくり待っていればいいのだと思います。
なかなか話さなかった子が、話し始めたらずっとしゃべっていてびっくり!なんて話も聞きます。
子どもによって、コップの大きさが違うのかもしれませんね。
普通サイズの子もいれば、ビールの大ジョッキくらいの子もいるかもしれませんし。
赤ちゃんが話しやすい言葉は早くなる?
赤ちゃんには、発音しやすい言葉があります。
初めての「ママ!」、嬉しいですよね。
ましてや最初の言葉が「ママ」だったら感動です。
私もそうでした、と言いたいところですが、残念ながら違いました。
我が家では「パパ」「ママ」ではなく、「おとうさん」「おかあさん」です。
そのため、呼んでくれたのはずーと後になってから。
他のお子さんが「ママ!」と呼ぶのを、うらやましく見ていました。
呼んでもらえない理由は、「ママ」は言いやすくて、「おかあさん」は難しい、それだけです。
赤ちゃんにとって、「ま行」「ば行」「ぱ行」は発音しやすい音です。
思い出して下さい。
赤ちゃんたち、「あー」とか「うー」とか「ばー」と、かわいく声を出していましたよね。
赤ちゃん言葉には、この「ま行」「ば行」「ぱ行」の言葉が多くあります。
また繰り返しも得意です。
「まんま」、「ブーブー」、「わんわん」などなど。
「バイバイ」も早い時期に言ってくれるので、言われるとついついうれしくなってしまいます。
このように、子どもにとって発音しやすい言葉が多いほど、早く、たくさん単語が出てきます。
赤ちゃん言葉を使うことには賛成反対あるようですが、言葉が早い、ということについては、断然赤ちゃん言葉です。
最近は、赤ちゃん言葉どんどん使おう!という話もあるようです。
「まんま」「ブーブー」などを使って、コミュニケーションが取れれば会話が増え、それだけ言葉も増えていきますよ。
では、赤ちゃん言葉を使わないとどうでしょう。
私は身近に小さい子どもがいなかったので、赤ちゃん言葉をあまり知りませんでした。
そのため大人の言葉で話し掛けていました。
何かは言っているけれど、何を言っているか分からない、ということが多くありました。
実際、うちの子の初めての言葉が何だったのかは謎のままです。
それでも大丈夫です!
2歳頃には、それはたくさんおしゃべりをしていて、「男の子にしては早いね。」とよく言われました。
難しい言葉だったけど、ちゃんとコップがいっぱいになれば話してくれます。
また、よく聞く言葉や興味のある言葉も早いようです。
お母さんがよく使う「パパ」の方を先に覚えたり、「アンパンマン」が先だった、なんて話もありますよ。
言葉が出やすくなる方法
息子はよくしゃべる子に育ちましたが、そんな我が家でやっていたのは、たくさん話し掛けることと絵本を読むこと。
とにかく、新生児のころから、よく話しかけていました。
退院して家に戻ってすぐからです。
夫もたくさん話しかけるので、とても珍しがられました。
新生児の赤ちゃんに話し掛けるパパ、意外と少ないです。
でも、赤ちゃんに話しかけるって意外と難しくありませんか。
独り言みたいですし、友達とするような話題ではちょっと・・・
そこで、何をするでも赤ちゃんに解説することにしました。
おむつ交換では替える手順を、お風呂ではどこを何で洗っているかなど、とにかく説明していました。
離乳食の時期には、その日の全部のメニューについて、材料や作り方や大変だったところも、ずっと話していました。
こんなに頑張ったんだぞ、というアピールも一緒にしていました(笑)。
また、子どもと遊ぶことが苦手だったので、そんなときは読み聞かせ!と絵本を読んでいました。
なかば無理やり、聞いていなくても読む!といった感じです。
大きい子向けの本も読みましたが、やっぱり赤ちゃん用の絵本の方が楽しそうにしてくれますね。
よくしゃべる息子を見た方から、「おじいちゃん達と一緒に暮らしているのかな?」と度々聞かれました。
大勢の話を聞いているから、と思われたようです。
当時、ワンオペに近い状況だったので、自分が「おしゃべり」と言われているようで恥ずかしかったことを覚えています。
ただ、たくさんの人たちに話しかけられるのは、とても良いようですね。
赤ちゃんは言葉をいつから話す?早くおしゃべりするために私がやったこと:まとめ
以前、アインシュタインの話を聞きました。
彼は9歳までほとんど話をしなかったそうです。
驚きますよね。
それに、心配にもなりますね。
話し始めた彼に、お母さんが理由を尋ねますがその答えにびっくり!
「今までしゃべる必要がなかったから」だそうですよ。
この話を聞いて、言葉を話すことって、本当に子どもそれぞれだと改めて思いました。
赤ちゃんに早くお話して欲しい!おしゃべりしたい!と思われた方、コップが言葉でいっぱいになるように、たくさん言葉を聞かせてあげて下さい。
できれば、簡単で興味のある話だと、赤ちゃんも喜びますよ^^
そして、たくさん言葉が飛び出す日を楽しみにしていて下さい!
少しでも参考になれば幸いです!