子育てをしていて多くの親が抱える悩み『片付け』。
ものを極力増やさないように心がけていても、いつのまにか子どものおもちゃなどは増えていきます。
親から見たらゴミのようなものでも、本人にとっては、大切な自分の作品や宝物だったりします。
この記事では、全く片付けをしない子どもにインタビューをして、どうしたら家族で片付いた家にできるのか、そのポイントをまとめてみました。
9歳の子供に聞く片付けとは何か
我が子にインタビューしてみました。
9歳といえば、ある程度の取捨選択はできます。
母「いい加減散らかった机の上片付けなさいよ」
子「え〜片付けてあるじゃん」
母「は?どこが?」
子「だって、私はどこに何があるかわかるもん」
1週間に一度は必ず繰り広げられる不毛なバトル。
長期休み時には毎日行われています。
子どもによると、自分は片付けたんだと言っています。
でも側から見ると、明らかにゴミと宝物がぐちゃぐちゃで何が必要なのかわかりません。
お菓子の箱や可愛いパッケージなどもとってあるので、側から見たらゴミ箱のようです。
それでも、本人には大切なものをのようです。
こちらがゴミと思って処分をすると、実は一生懸命作った作品だったという場合も何度もあります。
子どもの片付けは、片付けにあらずです。
「私はどこに何があるかわかるもん」発言について
とても片付けたとはいえないおもちゃや廃材や折り紙の作品たち。
子どもはどこに何があるかをはっきりわかっているようです。
その証拠に「折り紙は?」とか「クレヨンは?」と聞くとちゃんと出てきます。
本人には、本人なりの法則があるようです。
『そのままでは、周りの人に伝わりにくいから人に分かりやすい片付け方にしない?』
何度も問いかけます。
ネットで調べたラベリングや棚分けなども方法も試しましたが、本人にその気がないためすぐに戻ってしまいます。
周りがどれだけ促しても、本人にやる気がなければ全く無意味なものになってしまいます。
「なんでわかりやすいように片付けしないの?」と問いかけてみました。
「ママがやるでしょ」衝撃の甘ったれた一言が返ってきました。
子供自身が、家の片付け=お母さんの仕事だと思っているのです。
ご飯を作ること、家の掃除をすること、洗濯をすることなどの家事とおもちゃ、作品の片付けを同じように考えていたのです。
試しにゴミ袋におもちゃを詰め込んで、「捨てるよ」と脅したこともありました。
三日間ぐらいは効果がありましたが続くことはありませんでした。
まさに親の心、子知らずでした。
片付けは、教えるというよりは本人の意識の方が大切だなといろいろやって思いました。
それでも部屋をきれいに保ちたい
子供がおもちゃを散らかすからといって、そのままでいれば怪我をします。
ではどうしたら、片付けられるのか。
①スペースを決める
汚しても良いスペースを決めます。
そのスペース以外は、散らかしてはいけない家族ルールを作ります。
これだけでも、部屋のスッキリ感は変わります。
②スペースからはみ出したおもちゃやガラクタは、警告して対処しない場合、処分する。
「片付けないと捨てるよ」と警告してすぐに対処しない場合、ある程度処分をします。
この時の処分対象は、バラバラになって明らかに興味を無くしたチョコエッグのおもちゃや折り紙の雑な作品などがメインです。
ちょっとお金をかけたものは、もったいないので親のエゴで処分したくありません。
1週間に一度、片付けの日を決めて、決行します。
家族で親子とはいえ、それぞれ別の人間です。
人のものを勝手に捨ててはいけません。
特に子どもはかなり覚えています。
何年経っても執着してきます。
念のため、生ゴミなどとは違うゴミ袋に入れておくようにします。
まとめ
子どもは片付けができません。
整理するということに対しての意識がまだ向かないのでしょう。
本人が片付けをしないと困る状況になれば、片付けをしはじめます。
それまで親はある程度の広い心でも守るしかありません。
手を出しすぎると、全く片付けをしない子になるので、あくまでも自分でできるように子どものペースを待ちましょう。
子育ては、忍耐力が必要です(>_<)