一歳児には、段ボールがなによりおもちゃになります。
段ボールに、入ってもよし。
かぶってもよし。
やぶってもよし。
なんでもできるんです。
初めての子だと、つい、親の方がおもちゃに力が入ってしまうんですが、好みのはっきりしないこの時期は、段ボールが何よりも良いおもちゃになります。
おもちゃに力を入れるのは、もっと個性や好みがはっきりしてから。
段ボールで作るおもちゃは、親にも良い効果をもたらします。
その理由を説明します。
段ボールはそのまま使える
段ボールは、そのまま使えます。
置いておくだけで、子供が勝手に入って想像力を膨らませてくれます。
一歳は特に「いないいないばあ」がお気に入り。
大人の様子を伺いながら、段ボールの影から、中から、いろんな場所から顔を出します。
その時のリアクションが、子供にとってのおもちゃのようなものです。
大人はちょっと大変ですが、笑顔を見ると何回も時間を忘れて過ごしてしまいます。
段ボールは、子供の想像力を高めてくれる魔法のアイテムです。
段ボールを使って手作りおもちゃを作る
段ボールを使って、おもちゃを作ってみましょう。
大きいものなら、ままごとキッチンや車がオススメ。
小さいものなら、つみき、ボール、びっくり箱など。
段ボールはハサミでも切れますが、切り口がきれいに出来るのは、カッターナイフです。
刃物を使うので、作業をするときは子どもが寝ついてから。
接着には、養生テープ又はガムテープを使います。
テープは引き出すときに大きな音が立つので、子供が起きないように気をつけましょう。
強度をつけたいときには、ボンドをつけてからテープで止めると固くなります。
段ボールで作るおもちゃ、めんどくさいなと感じていませんか?
実は作り始めると、大人の方がハマっていきます。
手先を動かすことで、普段とは違う筋肉が刺激され、発想力が生み出されます。
そこからは仕上がるまで手が離せなくなります。
夢中になると、寝ることを忘れてしまうほどなので気をつけましょう。
朝起きて、子供が起きて、その新しいおもちゃを見た時の顔……大人のほうがトリコになります。
その顔がまた見たくてついつい作り続けてしまいます。
1歳頃は、市販品よりも親の手作りおもちゃで一緒におもちゃを楽しめる貴重な時間です。
段ボールおもちゃはデコレーションしよう
段ボールのおもちゃは、そのまま使っても味わい深くてよいが、飾りつけをすることでよりながくつかうことができます。
デコレーションをするときには、必ず白い紙を全体に貼り付けてからにしましょう。
色がきれいに見えます。
100円均一で販売している模造紙や画用紙がおすすめです。
家にカレンダーをおいている人は、カレンダーの裏紙でも十分使えます。
白い紙を付けるときは、必ずボンドを使用しましょう。
両面テープでつける人もいますが、梅雨時など湿気が多くなるとはがれてしまうことがあるので土台はしっかりとつけましょう。
白い紙を貼ったら、次は表面を飾りつけしていきます。
表面には、紙素材よりもフェルトをおすすめします。
手触りがよく、当たってもいたくないので、子供がけがをする心配がへります。
市販のおもちゃは一歳ではまだ扱い切れなかったりすることも、ありますが、手作りおもちゃは、心配ありません。
親がその子が喜ぶものを知っているからこそ、出来るおもちゃです。
まとめ
この記事では、段ボールの手作りおもちゃをおすすめしました。
おもちゃはこれからどんどん増えていきます。
2歳ごろから「(アニメキャラの)〇〇と同じやつが欲しい」と騒いできます。
3歳ごろからはさらに加速して、シリーズで集めたがります。
一つ買うとまだ足りない、二つ目を買うとまだこれがない、と際限なく物をねだるようになります。
一歳のうちは、親のストレス発散にもなるのでぜひ手作りを楽しんでください。
市販にはない魅力が子どもをトリコにします。
4歳ごろからハサミやノリを上手く使えるようになってくると、同じような物を作りたがったり、自然と工作が好きになってきます。
「なんでもの作るの楽しいの」と聞いてみてください。
いろんな答えが返ってきます。
「だってママ(パパ)がいっぱい作ってたじゃん」
「ノリの感触が面白いからさ」
「なんで私はママやパパが作っているみたいに上手くいかないんだろう」
他にもいろいろ。
一歳の頃に親がしてくれたことは記憶の片隅に残っているようで、真似をしたがります。
その日を夢見て、ちょっとだけ頑張ってみませんか?
ぜひ実践してみていただけるとうれしいです!