年々、若者のテレビ離れが深刻化しているようです。
私も、最近全然テレビを全然見なくなりました。
スマホの普及でテレビ離れが起こってしまったということも十分考えられることですが、それ以外にもたくさんの原因があるのが、この「テレビ離れ」です。
テレビ離れが何故起こったのか、若者がテレビを見るためには何が必要なのか、今回伝えていきたいと思います。
テレビ離れはCMが原因!?

テレビを見ている時、CMって必ず目にしますよね?
それが原因です。
冒頭でも少し書きましたが、スマホの普及だったり、動画配信サービスの発展だったりと、主にITに関することを原因と考えがちではないでしょうか。
確かにそれも大きな原因です。
しかし、もっと根深い原因はCMなのではないかと私は考えます。
何故CMなのか、それは現代人の生活自体が多忙であるからです。
仕事を8時間程こなし、家に帰り、食事を作ったり、人によっては子育てや介護だってあるでしょう。
1日24時間しかないのに、現代人にはやるべきことが多すぎるのです。
そんな中、少ない時間を割いてテレビを見るわけです。
この後の展開が気になるってところでいきなりCMにいくこと、いまだにかなりありますよね?
1時間程の番組内で、2~3分程のCMを数回見なければいけません。
合算すると、10分弱は確実にCMを見る時間ということです。
テレビを見る時間自体が貴重であるにも関わらず、そこから10分という時間も割かれるというわけです。
10分は現代人にとってもかなり貴重な時間です。
その「時間を割かれてしまう」という考えが、テレビ離れを引き起こしている根強い原因なのではないでしょうか。
「そうであるならば、自分の好きな時間に好きなものを見たい」という考えへ自然と発展し、
YouTube等の動画配信サービスに人気が集まっていったのだと思います。
ゲームもテレビ離れの大きな原因に
他にも原因として、ゲームの発展もあげられるでしょう。
ステイホームが続くコロナ渦で、私も小学生ぶりにゲーム機を購入しました。
昔のゲームとは比べものにならないほど、グラフィックがハイクオリティで驚きました。
大人になっても楽しめるゲームはたくさんあり、偶然同じゲームをやっていた学生時代の友達もいました。
日常的に友人と会話しながらゲームを楽しめるという環境化にいると、どうしてもテレビを見ようと思えなかったりします。
このコロナ渦もテレビ離れに拍車をかけているのかもしれません。
若者のテレビ離れの対策は?
若者がまったくテレビを見ないわけではありません。
今、若者に支持されている番組は主に「攻めている」番組でしょう。
この「攻め」をいかに番組に織り交ぜるかが、若者から支持されるかにかかっていると思います。
東洋経済オンラインの記事によると、やはり若者から支持を集めているのはバラエティ番組のようです。
仕事や学校が終わってからテレビを見ることが多いのか、夜の番組が多いです。
少し前からテレビ業界では「コンプライアンス」の強化がおこなわれ、視聴者よりもスポンサーへの意識が高まっているように思えます。
そのため、「攻め」ることが以前よりも出来ず、パンチの効いた企画が一視聴者である私からでもあまり見受けられません。
スポンサーがいてこそ番組が成り立つという理由も分からなくはないですが、明らかにこの「コンプライアンス」がテレビ離れを引き起こす一要因となっていることは明らかです。
その代わりYouTube等の動画配信サービスでは、このコンプライアンスはテレビ業界よりも緩くおこなうことができるため、若者からの支持を集めることはやはり多いでしょう。
「攻め」、「コンプライアンス」この2点をポイントとして改善をおこなわない限り、テレビを見る機会は増えないように思います。
参考:https://toyokeizai.net/articles/-/415975?page=4
まとめ:そもそもテレビ離れって悪いコト?
テレビ離れ自体、必ずしも悪いことではないように思います。
テレビ業界にとっては悪いことでしょうが、人間が生活していくうえではメリットもあるのではないでしょうか。
今までテレビを見ていた時間をネットに使うことで、自分の知りたい情報・関連する情報を効率よく集めることができます。
比較的密にコミュニケーションをとりづらいであろう夜の時間帯に、友達とオンライン上でゲームをすることで、より多くの時間、会話することだってできます。
テレビを見ることで、一緒に暮らしている家族とコミュニケーションを図ることもできますが、夜の時間をテレビのみにあてなくてもいろんな楽しみ方ができるようになったのです。
個人的な感想ですが、コロナ渦においてステイホームがあまり苦にならなかったのは、紛れもなくこの娯楽の発展のおかげでしょう。
情報収集や娯楽が多様化している世の中だからこそ、各媒体の魅力を最大限に活かすことが、今後テレビに限らずメディア業界に求められることのように思います。