毎日、歯磨きのたびに大泣き…
そんな赤ちゃんは大勢います。
一日の中で、一番ゆううつな時間が歯磨きタイム、というママも多いはず。
赤ちゃんや子供の歯磨きで、大変な時期は2回あります。
1、歯磨きに慣れていない、みがき始めの頃
2、歯磨きが嫌いな、自分みがきを始めた頃
赤ちゃんが歯磨きを嫌がる理由と、その対策をお伝えします!
赤ちゃんが嫌がって歯磨きさせてくれない!原因はなに?どうすればいいの?
毎日毎日、歯磨きのたびに嫌がる赤ちゃん。
その赤ちゃんと向き合わなければいけないママは、とても大変です。
「また今日もこの時間が来た…」と思ったものです。
なぜ、赤ちゃんはあんなに歯磨きを嫌がるのでしょうか?
少し考えてみて下さい。
他の人に歯を磨いてもらうのは、大人でもとても違和感がありますよね。
ちょっと怖くも感じます。
赤ちゃんは、「嫌だよ!怖いよ!」と言葉にできない代わりに、大泣きしているのです。
そのため、「歯磨きを始める前から、口に触られても平気なように、練習をしましょう!」という話をよく聞きますね。
息子を連れて行った乳幼児健診の、初めての歯科指導でのこと。
みんなの前で、一人ひとり歯を磨いて見せたことがありました。
そこでびっくり!
一人目ママと兄姉がいるママで、歯磨きイヤイヤがはっきりと分かれたのです。
残念ながら、泣き叫ぶ子は一人目の子。
静かにみがかせてくれる子は兄姉あり。
もちろん、赤ちゃんの性格も影響します。
お兄ちゃん、お姉ちゃんの真似をしているのかもしれません。
二人目でも、家では泣き叫んでいる子もいるでしょう。
それでも、この違いが出てくる原因は、歯磨きに対するママの「慣れ」です。
「慣れ」といわれたらどうしようもない、と思ってしまいますよね。
でも、理由を一つずつ考えると、対策も分かってきます。
まず、経験のあるママは、肩の力が抜けています。
このくらいみがけば大丈夫ということを、経験から知っていつからです。
それが、力加減と歯磨きの時間の差となって、出てくるのです。
赤ちゃんの歯磨きでは、とても小さな力で大丈夫です。
強いと痛いため、嫌がるようになります。
また、みがくことに集中してしまい、ついつい時間が長くなりがち。
押さえられている赤ちゃんは、動きたくなってしまいます。
また、ママの必死さ、一生懸命さも違います。
この一生懸命さが、実はイヤイヤの大きな原因の一つです。
歯磨きをしないと、と必死になっているときの顔、見たことありますか?
赤ちゃんは、ママのひざに頭をのせて、みがいてもらっています。
ものすごく怖い顔をしたママの顔がせまってきたら…。
泣きたくなると思いませんか?
急に慣れることはできません。
でも、思い出した時に、意識してみることは、できるのではないでしょうか。
「今、ちょっと顔が怖いかな?」と笑ってみる。
これを繰り返せば、ママも赤ちゃんもリラックスして、歯磨きができるようになりますね。
嫌がるのを無理しない、とよく聞きます。
でも、そんなことを言っていたら毎回みがけない!
そう思っていました。
完璧を目指さないことも大切です。
まず、しっかり磨くのは、1日1回で十分です。
ハミガキ習慣をつけるために、食事ごとにみがいた方が良いのですが、できる範囲でやってみましょう。
みがく真似や、「歯をきれいにしようね。」と声をかけながら、歯磨きシートやガーゼで、ちょっと拭いてみるのもいいですね。
食事やおやつの後は歯を磨く、そう思えるようになればいいだけです。
それでも嫌がるときは、無理にしなくても大丈夫。
食後やおやつの後には、水やお茶を飲み、食べかすを流すことも大切です。
「お水を飲んだから、まあいいか。」とおおらかに考えてみて下さい。
初めのうちは、赤ちゃんにリラックスさせてあげましょう。
みがくときも、仰向けでないと上手にみがけないと考えず、おっぱいの時みたいに抱っこをしてもいいですね。
歯ブラシで顔をやさしくなでたり、つんつんしたりと遊んでみるのもおすすめです。
鏡を見せながら、というのも楽しいようです。
自分みがきが大嫌い!!楽しくできる方法は?
赤ちゃんも、ずっとみがいてもらっていると、そのうちに慣れてきます。
大泣きでの抵抗が少しずつおさまり、「あぁ、最近楽になったな。」と感じる時がきます。
しかし、それでほっとしたのも束の間、第2の歯磨きイヤイヤがやってきます。
今度は、自分でみがく練習を始めた後です。
自分でみがく練習は、いつから始めると良いのでしょうか。
1歳半からとも、歯が生えそろう2歳くらいからとも、3歳の誕生日には遅くても、など言われています。
この時期といえば、そう!!イヤイヤ期です!!!
ただでさえ、あれもイヤ!これもイヤ!と言って、ママがとても大変な時期。
少しでも、楽に歯磨きさせる方法は、ないのでしょうか。
この時期の子供に効果があるのは、好きなものを使わせること!
好きなキャラクターの歯ブラシやコップ、好きな味のハミガキジェルや歯磨き後のタブレットなどです。
特に、買う時に自分で選ばせると良いですね。
そして、「これが終わったら、次は○○味にしよう!」と買う時に選ぶのも効果的です。
「しっかりハミガキしたら、次は○○味にするんでしょ?」と声をかけると、「そうだった!」と歯磨きしてくれたりします。
他にも、歯磨きの歌を流しながらみがくのも、効果があります。
さまざまな幼児番組やキャラクターの歌があります。
いろいろ流して、子供と一緒に楽しんでみて下さい。
ハミガキの動画やアプリあるようですので、使ってみて、反応を見るのもいいですね。
まとめ
赤ちゃんや子供との歯磨き対決は、ずっと続くように思えます。
それでも、次のステップに上がる前に、必ず歯磨きを受け入れてくれるようになります。
歯科指導などでは、とてもプレッシャーをかけられることがあります。
友人は、「5歳までの虫歯は、お母さんの責任!」と言われたとか。
私も、「授乳していると虫歯になるので、すぐにやめて下さい!いつやめますか?」と言われました。
歯磨きはもちろん大切です。
ただ、歯磨きだけに必死になるのではなく、定期的にフッ素をぬる、水を飲む、甘いものを減らすなど、他にも工夫をしてみて下さい。
そうすれば、「他にもいろいろやっているし…」と、気持ちが少し楽になりますよ。
歯みがきは大きくなっても、大人になっても、毎日続くとても大切な習慣です。
ママも赤ちゃんも、歯磨き嫌いにならないようにしたいものです。
他の工夫も、歯を強くすることばかり。
こちらも習慣になれば、虫歯に強い歯にすることができます。
無理せず楽しく、虫歯にならない子に育てたいですね^^