赤ちゃんはいつ頃から言葉を理解するのでしょう。
生まれてすぐ?
お腹の中?
赤ちゃんは、大人が思う以上に言葉を理解しています。
今回はそんな赤ちゃんの言葉の理解についてお伝えします!
赤ちゃんは言葉を理解している
赤ちゃんは、言葉をしっかりと理解吸収しています。
周りの大人をよく見ています。
唇の筋肉が発達しないと、言葉をうまく発することができません。
たくさん話しかけてあげた子はおしゃべりになります。
赤ちゃんは、しゃべっている人の口の動きを見ながら自分も真似をしようとします。
本能的に見て覚えていくので、ゆっくりとした言葉かけが大切です。
話しかけが少ない子は、しゃべることが得意ではありません。
どうやってしゃべったらいいのか、本人もわからないからです。
私には、言葉を発することが少ないなと悩むママ友がいました。
専業主婦で日中は、子どもとほぼ二人きりで過ごしていました。
その子は当時二歳で発音が少なく、発達障害を考え、いろいろな相談場所へ通っていました。
言葉をうまくしゃべることができないため、自分の意見が伝えられず、時々手が出てしまう子でした。
大きく変わったのは、幼稚園に入園して間もなくのころです。
それまでとは別人のように、ずっとおしゃべりしています。
内容は、本人が興味のあることがほとんどを占めていました。
自分はこんなことに興味があるんだよ。
昨日はこんな本を読んでね・・・。
この前のテレビでね・・・。
ずっと自分の言いたいことを話したかったようです。
それまでお母さんとほとんど二人きりで過ごしていた時に、お母さんはあまりしゃべらない人だったと本人から聞きました。
それまで自分の思いを伝えたくてもどうしてよいかわからなかったようです。
幼稚園にいくことで、たくさんのお友達や先生を見ておしゃべりすることを本人が学び取りました。
自分でうまく意見を言えるようになってからは、手が出たりということがなくなりました。
その子は、もともと言葉の意味はしっかりと理解できていました。
だからこそ、いろいろ悔しくて、手が出てしまっていたようです。
赤ちゃんは、言葉をしっかり聞いているということを忘れてはいけません。
周りの大人はいっぱいしゃべりかけよう
赤ちゃんは、言葉を理解します。
赤ちゃんは、自分の意見をうまくアウトプットしにくい状態にいます。
うまく伝わらないときは、赤ちゃんは泣きます。
その思いを周りがうまく受け止めて、言葉を教えてあげてください。
ご飯を食べたら「美味しいね」
転んでしまったら「痛いね」
好きなキャラクターが出てきたら「大好きだね」
本人が指し示す物事を、言葉に置き換えてみてください。
それが言葉を理解することになっていきます。
感情的な表現とともに、物の固有名詞で話すとなおよいです。
例えば、車を見ながら
「ブーブーだね」
「赤いブーブーだね」
「赤い車だね」
「赤い軽自動車だね」
この四種類のそれぞれの言葉で話しかけたときに、より具体性がある「赤い軽自動車だね」と話しかけた子のほうが、おしゃべりになります。
反応がかわいくて、つい赤ちゃん言葉で話しかけてしまいますが、それでは正しい発音がいつまでもできません。
赤ちゃんといえど、かける言葉はきっちり発音しましょう。
赤ちゃん自身が、正しく発音ができるようになると、周りの反応を楽しみながら言葉を発して会話につながります。
赤ちゃんの脳は、スポンジが水を吸収するように、言葉を吸収します。
さらには、絵本をゆっくり読み聞かせてあげることも効果的です。
赤ちゃんの絵本は同じ言葉が繰り返し出てくるものが多いです。
繰り返すことで、しっかりと意味を理解して言葉を使うことができるようになります。
ロングセラーの赤ちゃん絵本は、特におすすめです。
言葉の発音が耳に残る文章なので、繰り返すことで覚えられます。
絵本の中にある言葉は、大人は日常的に使わない言葉が多いです。
大人と子供では、視える世界がかわります。
赤ちゃんの目線で言葉を、教えてあげてください。
まとめ
赤ちゃんは言葉を理解するかについて、今回はお伝えしました。
周りの大人の言葉のかけ方で、赤ちゃんの言葉の理解は大きく変わります。
赤ちゃんだからわからないだろうと思っていては、言葉は成長しません。
赤ちゃんは思う以上に、周りを観察しています。
赤ちゃんは、言葉を理解しているということを忘れず接してあげましょう!
参考になれば幸いです^^