お宮参りというイベントを知っていますか?
赤ちゃんが産まれて、1ヶ月経った時、神社の神様に授かったお礼とその後の健康を願ってお参りする家族行事です。
昔は赤ちゃんが産まれても長くは生きられない子もいたので、そういう節目節目を大切にしてきました。
最近お宮参りは、写真だけを撮り、神主様から祈祷を受けない、服装もフォーマルではなくカジュアルな感じ(さすがにジーパンなどはNGです)で済ませる人が多いです。
私もそうでした。
お宮参りの服装をカジュアルにした理由
写真だけを撮り、祈祷を受けない、服装もカジュアルな状態でお宮参りをしました。
理由は、私の産後の体調にありました。
妊娠時から妊娠中毒症気味でむくみがひどく、家ではなるべく安静にとDr.指示が出ていました。
出産時に出血が多く、起き上がるのは危険と言われ、一晩分娩台のうえで過ごしました。その間子どもは看護師さんが面倒を見てくれていました。
その後、母子同室で過ごしていましたが、私の子ども(娘ちゃん)はあまり寝ない子で、1時間か2時間すると起きてしまう子でずっと抱っこして夜を過ごしていました。
お宮参りの前まで慣れない育児と睡眠不足、ストレスで、正常な判断ができないほどフラフラの状態でした。
1ヶ月検診でも、もうしばらく安静にとの指示があるほど。
そんな状態では、とても長くは外に出ていられないと主人と相談し、お宮参りを簡単に済ませることにしました
娘ちゃんのお宮参りには、義両親、実母(父は予定があって参加せず)、主人、私で行うことになりました。
服装は、主人にはきっちりとスーツを着てもらいました。義両親の相手などはほとんどお願いしていました。
私の服装はというと、通信販売で手に入れた黒い授乳用のセミフォーマルワンピースと黒いストッキング(本当は肌色が望ましい)、3センチヒールのパンプスでした。
神社にきていた他のご家族に中には、着物をばっちり着込んだお母さんと私と同じような授乳用ワンピースを着用している人も。
着物が着られる人が羨ましい。
つい、自分を責めてしまいます。
産後、久しぶりに外に出てみると「私以外はキラキラ育児をしてる」そんな気持ちになりました。
そんな時実母が一言「あそこのお家の赤ちゃんはよく寝るのかな。お母さんが元気そうだね」。
その一言を聞いた瞬間、私は私だと思えるようになりました。
お宮参りは、赤ちゃんにとっては初めての出来事です。
ですが、お母さんにも初めての出来事です。
主役はこの世に生まれてきた子ですが、その子を産んだお母さんの存在を忘れてはいけません。
『無理をしないこと』『赤ちゃん、お母さんに無理をさせないこと』
これが現代のお宮参りのルールです。
お宮参りは貴重な思い出づくり
お宮参りをして良かったことは、みんながこどもの誕生を改めて祝福してもらえたことです。
生まれてばかりの時は、フニャフニャで触るのも怖いといって抱っこもしなかった義両親も1ヶ月してたくましくなると、大きくなったねと成長を喜んでくれたことです。
家族で集まる機会はなかなかないので、今考えるとかなり貴重でした。
お宮参りでみんなが顔を合わせることが大切です。
写真もちゃんと撮っておくと、小学生になってから親子の会話が楽しいです。
「この時はね」などと話すと、とても喜びます。
プロでなくてもいいんです。スマートフォンの写真で構いません。
できたら印刷した状態で見せてあげると、子供がベタベタ触っても気にならないです。
お宮参りは体調と相談して
お宮参りに行った後の、私の体調がやっぱりイマイチになってしまったことです。
お母さんはお宮参りに行って終わりではなく、その後も育児は続きます。
1ヶ月はまだ身体が回復しきっていないので、体調に不安のある人は、家族にきちんと説明して、まずは自分を大切にしましょう。
【経験談】お宮参りの服装はカジュアルでもOKな理由:まとめ
祈祷なし、写真だけ、カジュアルな服装でもお宮参りは、行くことができます。
簡素化することで、時間的にも短く済ませることができます。
核家族化が増えてきている世の中なので、慣習に囚われすぎず、楽しみながら家族で生まれてきた子を改めて祝ってください。
ただし、赤ちゃんに夢中になりすぎて、お母さんへの配慮がないスケジュールはダメです。
その後も家族が仲良く過ごすために、無理なく行事に参加してくださいね!
参考になれば幸いです!