いちごです!
先日の夜のことです。
中1の末っ子に「明日の用意、もうした?」と声をかけたら、返ってきたのがこれ。
「うるさい!今やろうと思ってたのに!」。
バタン!とドアの閉まる音つき(笑)
ついこの前まで「ママ聞いて聞いて〜」とくっついてきていた子が、です。
うちは大学1年・高校1年・中学1年の3人きょうだい。
上の2人で慣れているはずなのに、3人目でもやっぱりグサッときます。
高1の息子は息子で、何か言えば「は?」「うざ」「別に」の3点セット。
頭では「反抗期やから」とわかっていても、言われた瞬間はカチンとくるし、あとからじわじわ悲しくなる。
私も以前は、同じ温度で言い返していました。
「誰に向かって言うてんの!」「親にその口のきき方は何!」。
結果は毎回、大ゲンカからの自己嫌悪、、、
そこから3人ぶん失敗して、今のわが家で決めている6つのことを書いてみます。

1. その場では言い返さない。まず台所に逃げる
いちばん最初に決めたのが、これです。
言われた瞬間には、何も言い返さない。
怒りのピークは数秒でおさまる、とよく言いますよね。
でも私の場合、その場に立っていたら6秒なんてとても待てません(笑)
だから、物理的に離れます。
行き先は台所。
とりあえず冷蔵庫を開けて、麦茶を1杯飲む。
それだけで、「誰に向かって!」がのど元で止まってくれます。
カッとなっているときの言葉は、子どもも親も、だいたい本心より3割増しでキツい。
3割増し同士でぶつかったら、そりゃ大ゲンカになるわけです。
言い返さないのは、負けたわけでも、許したわけでもありません。
話すタイミングを、あとにずらしているだけ。
そう思うようにしたら、黙るのがちょっとラクになりました。
2. 「うざい」は、頭の中で翻訳して聞く
3人育ててわかったのは、反抗期の暴言は、言葉どおりの意味じゃないことが多いということ。
わが家の翻訳表は、だいたいこんな感じです(笑)
「うるさい」=わかってるけど、まだできてない。
「うざい」=今は話しかけんといて。
「別に」=説明するのがめんどくさい、もしくは、うまく言葉にできない。
「は?」=図星。
末っ子の「今やろうと思ってたのに!」なんて、まさに図星の典型ですよね。
吹奏楽部の練習でくたくたで帰ってきて、やらなあかんのは本人がいちばんわかっている。
そこへ私が、わざわざ上から確認の一言をかぶせたわけです。
そう考えると、きっかけの半分くらいは、私の余計な一言だったりします。
→ 「また言っちゃった…」中高生に小言ばかりの毎日を変えたくて、3人ママがやめた6つのこと
それに、反抗期のキツい言葉は、「この人は何を言っても自分を見捨てない」と安心している相手にこそ出やすい、とも言われるそうです。
外でいい子をがんばっているぶん、家で毒が出る。
そう聞くと、腹は立つけど、ちょっとだけ光栄な気もしてきます(笑)
3. ただし「ここから先はアウト」の線は決めておく
とはいえ、何を言われても黙って受け止める、というのは違うと思っています。
親も人間です。
それに、家の外で同じことをしたら、人間関係が壊れてしまう。
だからわが家では、スルーしていい言葉と、ダメな言葉の線を決めました。
「うるさい」「うざい」「別に」くらいは、スルー。
でも、次の3つはアウトです。
「死ね」「消えろ」など、相手の存在を否定する言葉。
見た目や能力をバカにする言葉。
物を投げる、壁やドアに当たる。
アウトのときだけは、その場で短く言います。
「それは言ったらあかん」。
これだけ。
理由の説明も、お説教も、その場ではしません。
低い声で、1回だけ。
毎回怒っていた頃より、めったに言わない今のほうが、この一言はずっと効いている気がします。
4. 落ち着いてから「あれは悲しかった」と1回だけ伝える
言い返さないぶん、気持ちはあとでちゃんと伝えます。
タイミングは、お風呂あがりや、翌朝のお弁当を渡すときなど、お互いの熱が冷めてから。
ポイントは、「あんたは口が悪い」ではなく、「お母さんは悲しかった」と、自分を主語にすること。
「昨日の言い方、お母さんはけっこう悲しかったわ」。
これを1回だけ、さらっと。
謝らせようとはしません。
息子の場合、返事はだいたい「、、、ん」の一文字です(笑)
でもその日の夜、いつもは言われるまで出さないお弁当箱が、黙って洗って置いてあったりする。
思春期男子の「ごめん」は、言葉じゃなくて行動で出てくるんやなぁと思います。
会話そのものが減ってしまったときの工夫は、こちらにも書いています。
→ 反抗期で会話がない…思春期の子とまた話せるようになった6つの工夫

5. 夫には「叱る係」より「私の味方」をお願いした
うちの夫は社長で、子育ては基本「放っとけ」派。
以前の私は、子どもに暴言を吐かれるたびに「あなたからもガツンと言ってよ!」と頼んでいました。
でも、その場を見ていない父親が、あとからガツンとやっても、子どもは「チクられた」としか思わないんですよね。
かえって私への当たりがキツくなって、逆効果でした。
そこで、お願いの中身を変えました。
叱ってほしいんじゃなくて、私の話を聞いてほしい。
そして、その場に居合わせたときだけ、一言だけ言ってほしい、と。
先日、息子の「うざ」をたまたま横で聞いていた夫が、新聞から目も上げずに言いました。
「お前な、それ会社で言うたら一発アウトやぞ。
家やから許されてるだけや」。
息子は無言で2階へ。
そのあと夫が私に、ぼそっと「まあ、お前もようがまんしてるわ」。
正直、息子に言ってくれた一言より、こっちのほうが効きました(笑)
暴言そのものより、「ひとりで受け止めている」と感じるのが、いちばんしんどいんですよね。
6. 傷ついた日は、自分のごきげんを自分で取る
どれだけ翻訳しても、線を決めても、グサッとくる日はあります。
そんな日は、がんばって「いい母」をやろうとしないと決めました。
夕飯のあと、ちょっといいチョコを1粒。
お風呂にゆっくり浸かって、好きな香りのクリームを塗って、さっさと寝る。
母親が毎回まともに傷ついて、どんより落ち込んでいると、家の空気ごと重くなります。

子どもの機嫌に、私の1日をまるごと預けない。
これは自分を守るためでもあるし、結果的に子どものためにもなっていると思います。
それでも、暴言が何ヶ月もエスカレートし続けたり、暴力が出たり、学校にも行けない様子が重なったりするなら、話は別。
そのときは家の中だけで抱えずに、担任の先生やスクールカウンセラーさんに相談していいと思っています。
最後に、ちょっとだけ希望の話を。
今は大阪でひとり暮らしをしている大学1年の長女も、高校のころはなかなかのものでした。
「ほっといて」「お母さんには関係ない」は、もはやあいさつ代わり(笑)
その長女から、この前の夜、LINEが来たんです。
「自分でごはん作って洗濯してたら、お母さんすごいなって思った。
高校のとき、いろいろごめん」。
スマホを持ったまま、台所でちょっと泣きました。
台所は、麦茶を飲みに逃げこむ場所だったはずなんですけどね(笑)
反抗期の暴言は、ちゃんと終わります。
少なくとも、わが家の1人目は終わりました。
残り2人ぶん、まだまだ「うるさい」「うざ」を浴びる予定ですが(笑)、台所の麦茶を味方に乗り切るつもりです。
同じように、子どもの一言にグサッときているママ。
言い返さなかった自分を、今日はほめてあげてください。
お互い、ぼちぼちいきましょうね♪

