いちごです!
秋に入ってから、わが家のポストに分厚い封筒が次々と届くようになりました。
宛名は、大阪でひとり暮らしをしている大学1年の長女。
中身はぜんぶ、成人式の振袖のカタログです。
実は高校3年のころからぽつぽつ届いていたんですが、受験でそれどころじゃなくて、棚の上に積んだままでした(笑)
長女の成人式は、再来年の1月。
まだ1年3か月も先なのに、どのカタログにも「早期ご予約特典」「人気の柄はお早めに」の文字がずらり。
成人年齢は2022年に18歳に引き下げられましたが、式は今も20歳を対象に、という自治体が多いんですよね。
名前も「二十歳のつどい」などに変わったところが増えています。
長女あての郵便は、ふだんは仕送りの段ボールにまとめて大阪へ送っているんですが、さすがにカタログの山は重すぎる(笑)
とりあえず写真を撮ってLINEしたら、返事はやっぱり翌日の昼でした。
「そんなん来てんの?まだ先やん」
、、、のんきすぎる(笑)
夜ごはんのときに夫に話したら、こちらは社長らしく即答です。
「一生に一回やろ?ええのん買うたらええやん」
私はというと、買う?借りる?それとも実家にある私の振袖?と、頭の中がぐるぐる。
そんなときに読んだのが、国民生活センターが今年の2月に出していた「成人式の晴れ着レンタル 早期契約や強引な勧誘に注意!」という注意喚起でした。
読みながら、これは親子で先に決めておいたほうがいいことがあるな、と思いまして。
長女の振袖はまだ決まっていませんが、わが家で決めた6つのことを書いてみます。
同じように、カタログの山を前にため息をついているママの参考になったらうれしいです。

1. まずは「どこの式に出たいか」「何を着たいか」を本人に聞く
最初に長女に聞いたのは、2つだけです。
「成人式は、地元の式に出る?」と「何か着たいもの、ある?」。
答えは「地元に決まってるやん、中学のみんなに会いたいし」。
着たいものは「まだわからん、でも、みんなとかぶるのはイヤ」とのこと。
ここで気をつけたのは、親の希望を先に言わないことでした。
私が先に「ママの振袖あるよ」と言ってしまったら、やさしい長女は気をつかって「じゃあ、それでええよ」と言いかねません。
主役は、あくまで長女。
親の希望は、本人の気持ちを聞いたあとに、選択肢のひとつとして出すことにしました。
それから、地元の式に出るなら、前の日には帰ってきてもらわないといけません。
当日の着付けとヘアメイクは、とにかく朝が早いんですよね。
私のときは、まだ真っ暗な朝5時に美容院へ行った記憶があります。
バイトのシフトもあるので、帰ってくる日程は早めに本人と相談です。
2. カタログの「今だけ」で決めない。その日にハンコは押さない
国民生活センターの注意喚起には、こんな相談が紹介されていました。
高校生の娘さんとお店に行って、2年後の成人式で着る振袖を約25万円で予約。
そのあと、よそでもっと気に入った着物が見つかって解約しようとしたら、規約には「成約後30日以内のキャンセルは50%のキャンセル料が必要」と書かれていた、というものです。
2年も先の話なのに、半額、、、
もうひとつは、試着をくり返すうちに約20万円の契約になり、「今日決めないとこの振袖は着られないかもしれない」と言われて予約してしまった、という相談でした。
正直、他人事じゃないなと思いました。
気に入った振袖を羽織った娘を鏡の前で見たら、親だって舞い上がりますもん(笑)
注意喚起によると、何年も先に使う予定でも契約そのものは有効で、キャンセル料も契約の内容にそって扱われるそうです。
早く契約するほど、気持ちが変わったり、お店の経営が立ち行かなくなったりするリスクもある、とも書かれていました。
この話をしたら、夫がいつもの口ぐせを一言。
「その場でハンコ押したらあかん、一晩寝かせろ」
PTAの役員決めのときにも聞いたセリフですが、振袖にもぴったりでした(笑)
展示会や試着会には、行ってもいい。
でも、その日にハンコは押さない。
これを、親子のルールにしました。
3. 買う・借りる・ママ振は「そのあと」まで並べて比べる

選択肢は、大きく分けて3つ。
新しく買うか、レンタルするか、私の振袖を着てもらう「ママ振」か。
カタログを並べてみたら、同じ振袖でも金額の幅が大きすぎて、だんだん感覚がおかしくなってきました(笑)
金額だけで比べると迷子になるので、「そのあと」まで書き出してみることに。
買えば、長女の振袖として残るし、6歳下の次女が着る日も来るかもしれない。
そのかわり、たんすにしまって、ときどき風を通して、という管理がずっと続きます。
借りれば、終わったら返すだけでラクちん。
ただ、好きな柄を選べるのは早く予約した人から、というのがプレッシャーです。
ママ振は、新しく用意するよりは費用をおさえられそうだけど、クリーニングや寸法直し、小物をそろえる手間と時間がかかります。
わが家は、教育費が3人同時にピークのまっただなか。
夫の「ええのん買うたらええやん」は、いつも気前がよすぎるんです(笑)
だからこそ、3つを同じ紙に並べてから、長女と一緒に決めることにしました。
4. ママ振を考えるなら、まず「出してみる」

週末、実家に寄って、私の振袖を出してもらいました。
私の成人式は1998年。
成人の日が、まだ1月15日と決まっていたころです。
電話で「私の振袖、まだある?」と聞いたら、母は「ちゃんとしもてあるで」と、ちょっと得意げ。
たとう紙に包まれて、たんすの奥で眠っていました。
28年ぶりに広げた振袖は、朱赤の地に鶴と牡丹の古典柄。
思っていたよりずっときれいで、ちょっと泣きそうになりました。
ただ、よく見ると、長襦袢の衿のあたりがうっすら黄ばんでいて、、、
それに、長女と私では背の高さがちがうので、袖の長さ(裄)が合うかどうかも心配です。
調べてみたら、着物は縫い目の内側に布の余り(縫い込み)があって、余裕があれば裄を出して直せることもあるそうです。
でも、それは実物を見てもらわないとわからないので、近いうちに呉服屋さんでシミと寸法を見てもらう予定です。
シミ抜きや直しには時間がかかることもあるので、ママ振を考えているなら、早めに「出してみる」のがおすすめです。
写真をLINEで送ったら、翌日の昼に返事がきました。
「え、レトロでかわいいやん!半衿と髪飾りを今っぽくしたら、ありかも」
「でも、レンタルの展示会も1回は見てみたい」
どっちも、すごく長女らしい答えでした。
5. 契約するなら「何が含まれているか」を親子で一緒に読む
もしレンタルか購入にするなら、契約書は親子で一緒に読む、とも決めました。
成人年齢が18歳になったので、大学生の長女は、もう自分ひとりで契約ができる年齢です。
大阪で、ひとりで展示会に行って、その気になって、、、なんてことも、ないとは言い切れません(笑)
国民生活センターの注意喚起では、契約の前に、次のことをしっかり確かめるようにと書かれていました。
・借りる衣装などの中身と料金
・着付けや撮影など、セットになっているサービスの中身と料金
・貸し出しの期間
・契約がいつ成立するのか
・解約のルールとキャンセル料
わが家はこれに、「小物はどこまで込み?」「前撮りの写真は何カットまで?」「当日の着付けは何時から?」も足して、メモにしました。
それと、親として忘れられないのが、2018年の成人の日のニュースです。
振袖の会社と当日になって連絡がつかなくなり、晴れ着を着られない新成人がたくさん出ましたよね。
「振袖をいつ・どこで受け取るのか」も、ちゃんと確認しておきたいところです。
もし困ったことがあったら、消費者ホットライン「188」へ。
近くの消費生活センターなどの相談窓口を案内してもらえます。
「いやや」で覚えられる番号なので、関西人としては忘れようがありません(笑)
6. お金の話は家族みんなで。娘の「自分で出す」は小物で受け取る
最後は、やっぱりお金の話です。
わが家の成人式は、再来年の長女のあと、3年ごとに長男、次女と続きます。
夫は「一生に一回やろ?」と言うけれど、その一生に一回が、うちには3回あるんです(笑)
高1の長男に「あんたの成人式は、何を着るの?」と聞いたら、「スーツでええわ、ベルトは巻いていくけど」。
、、、そのベルト、たぶん変身ベルトのほうですよね(笑)
その話を長女にLINEしたら、翌日の昼に、こんな返事が届きました。
「髪飾りとかの小物は、自分のバイト代で選びたい」
、、、ちょっと、じーんとしました。
仕送りをやりくりしながらバイトもがんばっているのを知っているので、全部を出させるつもりはありません。
でも、この気持ちは、ありがたく受け取ることにしました。
自分で選んで、自分で払った髪飾りなら、きっと、ただ着せてもらった振袖より思い出に残ると思うんです。
振袖選びは、娘が自分で決める“大人の練習”なのかも
結局、わが家の振袖はまだ決まっていません(笑)
年末に長女が帰ってきたら、まずは私の振袖を羽織ってみて、それから2人でレンタルの展示会にも行ってみる予定です。
もちろん、その日はハンコを押さずに帰ってくる約束で。
わが家の場合は、1年3か月前に話しはじめて、1年前の年末年始に実物を見てから決める、くらいがちょうどよさそうです。
ちなみに次女は、私の振袖の写真を見て「私も着たい!」と大はしゃぎ。
「あんたは7年後ね」と言ったら、「長っ!」とひと言(笑)
18歳で成人になっても、式は20歳。
そのあいだの2年は、娘が自分で選んで、自分で決めて、大人になっていく練習の時間なのかもしれません。
親は、あせらせず、決めつけず、横で一緒にカタログをめくるくらいがちょうどいい。
同じようにカタログの山を前にしているママ、まずは娘さんに「何、着たい?」と聞くところから始めてみてくださいね♪

