いちごです!
先日の夜ごはんのとき、中1の次女が、から揚げをつまみながら言いました。
「なあ、お母さん。
うちのクラス、付き合ってる子、もう3組おるねんで」
へえ、中1の秋で、もう3組、、、
なんて感心していたら、次のひと言で箸が止まりました。
「私に彼氏できたら、どうする?」
私が口を開くより先に、夫が即答です。
「まだ早い!」
次女は、夫のほうを見もせずにひと言。
「だから、お父さんには言わへん」
、、、「お父さん、無理」の時期まっただなかの夫、撃沈です(笑)
矛先は、黙々とごはんをおかわりしていた高1の長男にも向かいました。
「お兄ちゃんも、休みの日だけ前髪かためて出かけるやん。
あれ、絶対デートやろ」
「ちゃうわ。
ライダー仲間とカラオケや」
、、、ほんまかな(笑)
その夜、お風呂につかりながら、ふと思ったんです。
勉強のこと、部活のこと、スマホのことは、3人とさんざん話し合ってきました。
でも、恋愛のことだけは、親としてちゃんと考えたことが一度もなかったなあ、と。
中1の秋といえば、まわりで「付き合った」「別れた」が話題になりはじめるころ。
「うちの子には、まだ関係ない」とは言っていられない年ごろなんですよね。
そこで、いつ「その日」が来てもあわてないように、親の私が先に決めておいたことを6つ書いてみます。
子どもの恋愛に、子ども以上にドキドキしているママの参考になったらうれしいです(笑)

1. 「まだ早い」は言わない。最初のひと言は「教えてくれてありがとう」
夫の「まだ早い!」で、次女の心の扉は一瞬で閉まりました(笑)
あれを横で見ていて、よくわかったんです。
子どもがこの先、恋愛の話をしてくれるかどうかは、最初に打ち明けたときの親のひと言で決まるんだな、と。
私にも、苦い思い出があります。
中学生のころ、クラスの連絡網で電話をかけてきた男の子に、父が「どちらさん?」と低い声で出たんです。
ただの連絡網なのに(笑)
次の日、その子に「おまえんちのお父さん、こわいな」と言われて、恥ずかしいやら情けないやら、、、
それからは、家でそういう話をいっさいしなくなりました。
だから、もし子どもが「実は、、、」と打ち明けてくれたら、まずは「教えてくれてありがとう」。
相手のことを聞くのは、そのあとでいい。
いや、聞かなくてもいいくらいです。
反対したい気持ちがわいても、その場では言わない。
夫の口ぐせは「その場で返事したらあかん。
一晩寝かせろ」なのに、娘の恋愛には0秒で返事していました(笑)
2. 根掘り葉掘り聞かない。きょうだいにも夫にも言わない
どこの子?どんな子?どっちから?いつから?
親としては、聞きたいことが山ほどあります(笑)
でも、それを全部聞いたら、ただの取り調べです。
大阪の長女にLINEでこの話をしたら、例によって翌日の昼に返事が来ました。
「絶対、根掘り葉掘り聞いたらあかんで」
「あと、お父さんに言うのも禁止な」
今では私より先に夫にLINEするくらい仲よしの長女ですが、この件は別らしい(笑)
わが家では、子どもが話してくれた恋愛の話は、本人がいいと言わないかぎり、きょうだいにも夫にも言わないことにしました。
きょうだいでからかうのも、ナシです。
次女の「お兄ちゃん、それデートやろ」も、本当はアウト(笑)
からかわれた子は、次から絶対に話してくれなくなりますから。
スマホやLINEの中身をのぞかないのは、プライバシーのルールで決めたとおりです。
話してくれたことだけを、大事に聞く。
それで十分だと思っています。
3. 出かけるときのルールは「友達と同じ」。恋人だから特別扱いしない

恋人ができても、門限は変えないつもりです。
わが家の門限は、中学生は「暗くなる前」、高校生は「19時、事前に連絡すれば延長あり」。
出かける前に行き先と帰る時間を伝えるのも、友達と遊ぶときとまったく同じです。
恋人だからといって、急に厳しくすることもしません。
厳しくしたら、子どもは「友達と出かけてくる」と言って出かけるようになるだけなので(笑)
ひとつだけ足したのは、「相手のおうちに遊びに行くのは、おうちの人がいるときだけ」。
これは、お泊まりのルールで決めた「おうちの大人がいない日は、泊まりはなし」と同じ考え方です。
ルールは、恋愛を取りしまるためじゃなくて、何かあったときに子どもを守るためのもの。
そう話したら、次女も「ふーん、それなら、まあ」と、しぶしぶ納得してくれました。
4. デート代は自分のお小遣いから。お金の貸し借りもしない
ところで、中学生のデートって、何をするんでしょうね。
次女いわく、「一緒に帰ったり、LINEしたり、休みの日にショッピングモール行ったり」くらいなんだとか。
自転車を並べて一緒に帰る、、、なんだか甘酸っぱい(笑)
お金のルールも、友達と同じです。
デート代は、自分のお小遣いから。
わが家のお小遣いは、中1の次女が月1,500円、高1の長男が月5,000円。
次女なら、フードコートで2回遊んだら、もうおしまいの金額です(笑)
でも、それでいいと思っています。
お金をかけなくても一緒にいて楽しいかどうかのほうが、ずっと大事ですから。
友達とのお金の貸し借りをしないのと同じで、恋人ともお金の貸し借りはナシ。
おごってもらいっぱなし、おごりっぱなしも、なるべくしない。
お金のことでモヤモヤすると、それだけで関係がややこしくなりますもんね。
この話をしていたら、夫が横から「デート代くらい、俺が出したるのに」。
、、、さっき「まだ早い!」って言ってたの、誰でしたっけ(笑)
5. スマホの写真の話だけは、一度だけ真面目にする

ここだけは、ちょっと真面目な話です。
警察庁の発表によると、2025年にSNSがきっかけで犯罪の被害にあった18歳未満の子どもは1,566人。
そのうち8割以上が、中学生と高校生でした。
また、児童ポルノの被害にあった子ども1,273人のうち、約4割にあたる515人が「自画撮り被害」だったそうです。
だまされたり、おどされたりして、自分の裸を撮らされ、送らされてしまう被害のことです。
しかも、写真を欲しがる相手は、ネットで知り合った大人だけとはかぎりません。
好きな人に「送って」と頼まれたら、断りにくいのが10代ですよね。
だから、子どもたちには一度だけ、まっすぐ伝えました。
「体が写るような写真は、誰に頼まれても送らない。
相手に送らせるのも、絶対ダメ」
「一回送った写真は、もう自分では消されへんねんで」
18歳未満の裸の写真は、自分で撮ったものでも「児童ポルノ」にあたるそうです。
友達や恋人の写真でも、送らせたり保存したりすると、補導されることもあるんだとか。
何度も言うと聞き流されるので、言うのは一度だけ(笑)
そのかわり、「もし送ってしまったり、困ったことになったりしたら、すぐに言ってね」とも伝えました。
ここで「怒らへんから」とは言いません。
子どもの嘘の記事にも書きましたが、私の「怒らへんから」は、長女いわく「怒る合図」らしいので(笑)
かわりに、「何があっても、一緒に考えるから」。
次女のSNSは、SNSのルールで「鍵つき・顔を知っている人だけ」と決めていますが、恋愛がからむと、また別の気のつけ方がいるなと感じています。
6. 「イヤなことはイヤ」と言っていい。束縛はやさしさじゃない
最後は、親として一番伝えたかったことです。
内閣府のホームページには、交際相手からの暴力、いわゆる「デートDV」についてのページがあります。
たたく・けるといった暴力だけではありません。
大声でどなる、行動を監視したり制限したりする、メールなどをチェックする、交友関係を制限する、といったことも例に挙げられていました。
「友達と一緒に帰ったら怒られた」という例も紹介されていて、、、自転車で一緒に帰る中学生なら、いかにもありそうな話です。
内閣府の調査(2023年度・18〜59歳が対象)では、交際したことがある女性の22.7%、男性の12.0%が、交際相手から被害を受けたことがあると答えています。
大人でもこの数字なので、恋愛の経験が少ない10代なら、なおさら「これっておかしい?」に気づきにくいと思うんです。
中高生なら、「すぐ既読にしないと怒られる」「ほかの子と話したらあかんって言われる」、、、そんな形で始まることもありそうです。
好きな人に言われると、それも愛情なのかなと思ってしまうのが、10代の恋愛のむずかしいところ。
でも、それはやさしさじゃなくて、束縛です。
わが家は、親子でもLINEの返事を催促しないと決めた家です(笑)
恋人同士でも、返事をせかしたり、スマホを見せ合ったりすることは、「好き」の証明にはなりません。
そして、うちの子が束縛する側にならないことも、同じくらい大事だと思っています。
「イヤなことは、相手が好きな人でもイヤと言っていい。
言われたほうは、ちゃんと引く」
これは、長男にも次女にも、同じ言葉で伝えました。
長男は「わかってるって」と言いながら、いつもより少しだけ真剣な顔をしていました。
それから、親には言いにくいこともあるはずなので、相談先も子どもたちに教えておきました。
内閣府のデートDVのページにも載っている「DV相談ナビ(#8008)」と、性暴力の被害を相談できる「#8891(はやくワンストップ)」です。
「お母さんに言いにくかったら、ここでもええんやで」と。
親が全部を知らなくても、子どもが誰かに相談できれば、それでいいと思っています。
失恋した日は、何も聞かずに好物を出す
私の高校時代は、ポケベル全盛期でした。
公衆電話にならんで、「14106(アイシテル)」なんて数字を打っている子もいたなあ(笑)
道具がポケベルからLINEに変わっても、好きな人からの返事を待つドキドキは、きっと同じです。
うまくいかなかった日の、あのしんどさも。
高校生のころ、失恋して目をはらして帰った日がありました。
母は何も聞かずに、私の好きなオムライスを作ってくれました。
あのときは「ありがとう」も言えなかったけど、あの味は今でも覚えています。
だから、もしうちの子がしょんぼり帰ってきたら、私も何も聞かずに好物を出すつもりです。
長男なら、山盛りのから揚げですね(笑)
あの夜、次女には、結局こう答えました。
「できたら、教えてくれたらうれしい。
言いたくなかったら、言わんでもいい」
「でも、イヤなことをされたときだけは、絶対に言うてな」
次女は「ふーん」とだけ言って、デザートのみかんを持って自分の部屋に戻っていきました。
ちゃんと届いたかどうかは、わかりません(笑)
ちなみに夫は、いまだに「で、その3組って、誰と誰や」と聞いてきます。
もちろん、誰も教えてくれません(笑)
子どもの恋愛は、親が止めるものでも、仕切るものでもなくて、そっと見守るもの。
いつか子どもが「実は、、、」と話してくれる日のために、「教えてくれてありがとう」の練習、一緒に始めてみませんか♪
