いちごです!
先日、部活から帰ってきた中1の次女が、くつを脱ぐなり言いました。
「お母さん、LINEのアイコン、今すぐ変えて」
え、なんで?
「部活の先輩に、『LINEのアイコンでスイカ食べてる子って、あんた?』って聞かれてんけど!」
、、、そうなんです。
私のLINEのアイコンは、7年前の夏の写真。
実家の縁側で、子ども3人が並んでスイカにかぶりついている1枚です。
当時年長さんだった次女は、口のまわりを真っ赤にして笑っています(笑)
お気に入りすぎて、7年間ずっと変えていませんでした。
どうやら、吹奏楽部の保護者LINEで私のアイコンを見た先輩のお母さんが、家でその話をしたらしくて。
保護者LINEには、何十人もの保護者が入っています。
つまり私は、娘の小さいころの顔を、何十人もの「よそのおうちの人」に毎日見せていたわけです。
そして、とどめのひと言。
「お母さん、自分で言うてたやん、『勝手に載せられたら嫌でしょ』って」
、、、はい、言いました。
次女がインスタを始めるときに、友達の写真は「本人に聞いてから」と約束した、まさにそのときのセリフです(笑)
インスタのほうは、名前を本名にせず、アイコンも花の写真にしていたのに。
LINEは身内の連絡用という感覚で、すっかり油断していました。
ぐうの音も出ないとは、このことです(笑)
その夜、ふと夫のLINEのプロフィールを開いてみたら、こちらはもっとすごいことになっていました。
背景の画像が、この夏の誕生日にゼッツドライバーを巻いて、変身ポーズを決めている長男。
夫のLINEの友だちには、取引先の方も社員さんもいるのに(笑)
長男に聞いてみたら、こう言われました。
「ライダー好きは、別に隠してへんで」
「でも、それとこれとは話がちゃうねん」
高校生になっても仮面ライダーが大好きな長男ですが、ほんまにそのとおりです。
「好き」を隠していないことと、その写真を勝手に人に見せていいことは、まったく別の話なんですよね。
大阪の長女にLINEで報告したら、例によって翌日の昼に返事がきました。
「今ごろ気づいたん?私、中学のときから思ってたで」
、、、早く言ってよ(笑)
子どもが小さいうちは、写真を載せるかどうかを親が決めていました。
でも、中学生・高校生になったら、もう本人の気持ちがいちばんです。
そこで、わが家で決めた「子どもの写真を載せる前の6つのこと」を書いてみます。
「うちのアイコン、大丈夫かな?」とドキッとしたママの参考になったらうれしいです(笑)

1. 「載せていい?」は毎回きく。昔の写真でも
まず、子どもの写真をSNSに載せたり、LINEのアイコンにしたりするときは、毎回本人にきくことにしました。
小さいころの写真でも、です。
親にとっては「かわいい思い出」でも、本人にとっては、昔の写真のほうがよっぽど恥ずかしいみたいなんですよね(笑)
きいて「イヤ」と言われたら、それでおしまい。
「こんなにかわいいのに」「ちょっとだけやから」と説得するのは、なしです。
「じゃあ、いつまでなら載せていいの?」と聞かれたら、今の私の答えは「本人が『いいよ』と言うあいだだけ」です。
弁護士ドットコムが2022年に、18歳未満の子どもがいる会員328人にきいた調査では、子どもの写真をSNSに投稿したことがある人は5割をこえていたそうです。
子どもに伝えずに載せている人や、いつまで載せるかを決めていない人も多かったんだとか。
、、、私も、まさにそれでした(笑)
親がSNSで子どものことを発信することを、シェア(共有)とペアレンティング(子育て)を合わせて「シェアレンティング」と呼ぶそうです。
フランスでは2024年2月に、子どもの肖像権を守るための法律までできました。
親はふたりで一緒に子どもの肖像権を守ること、そして子どもの年齢や成熟度に合わせて本人もかかわらせること、などが決められたそうです。
日本に同じような法律があるわけではありませんが、「子どもの写真は、子どものもの」という考え方は、すとんと腑に落ちました。
ちなみに、このブログでも、子どもたちの顔は出さないと決めています。
2. 顔・制服・家のまわりは写さない。子どもに決めたルールを、親も守る
次女がインスタを始めたとき、「顔・制服・家の場所が分かる写真は投稿しない」というルールを決めました。
ところが、親の私のほうが守れていなかったわけです、、、
警視庁のホームページでも、SNSに投稿した写真の風景から自宅を特定されてしまった例があるとして、顔や地名が写っていない写真でも、公開には十分注意するよう呼びかけています。
総務省の「インターネットトラブル事例集」には、顔を切り取って載せていたのに、友達の投稿と組み合わされて、住んでいる地域や通学先がわかってしまった例も載っていました。
総務省のサイトには、ピースサインの写真から指紋が読み取られることもある、とまで書かれていて、思わず自分の指を見てしまいました(笑)
意外と見落としがちなのが、制服の名札や、部活のジャージに入った名前、自転車に貼ってある学校のステッカー。
うちは長男も次女も自転車通学なので、自転車が写った写真ひとつで、通っている学校がわかってしまうこともあるんです。
家の前や、近所の景色が写りこんだ写真も、載せないようにしています。
載せる前に、背景のすみっこまで、ぐるっと見る。
これだけでも、ずいぶん違うと思います。
3. 位置情報は切る。「いま、ここ」は家に帰ってから

警視庁によると、スマホで撮った写真には、GPSの緯度・経度の情報がふくまれる場合があるそうです。
自宅で撮った写真を載せると、そこから自宅が特定されてしまうこともあるんだとか。
iPhoneなら、写真を送るときの「オプション」で位置情報をオフにできますし、設定でカメラに位置情報を使わせないようにもできます。
Androidも、カメラの設定で位置情報をオフにできるそうです(設定の場所は機種によってちがうみたいです)。
わが家は、長男と次女のスマホも、その場でいっしょに確認しました。
もうひとつ気をつけたいのが、リアルタイムで載せないこと。
「今、息子のバレーの試合を応援中!」という投稿は、息子がいまどこにいるかを、知らない人にまで教えているのと同じなんですよね。
載せるなら、家に帰ってから。
旅行の写真も、帰ってきてから載せれば、家を留守にしていることを知られずにすみます。
4. よその子が写った写真は、載せない
部活や文化祭の写真には、どうしてもよそのお子さんが写りこみます。
長女の中学時代、私は部活の保護者当番で「写真係」をしたことがあります。
撮った写真は、保護者LINEのアルバムで共有していました。
でも、そこにある写真は、あくまで保護者LINEの中だけのもの。
自分の子がいちばんよく写っている1枚でも、すみっこにほかの子が写っていたら、SNSには載せません。
その子のおうちが、写真のことをどう考えているかはわかりませんから。
事情があって、子どもの顔や居場所を知られたくないご家庭もあるかもしれません。
文化祭で撮る動画も、わが家は「最初の1曲だけ」と決めていて、その1曲も家族で見るだけにしています。
5. 家族で見る写真は、家族だけの場所へ。アイコンも年賀状も「載せる」のうち
「じゃあ、かわいい写真はどうしたらええの?」と思いますよね。
私も思いました(笑)
わが家の答えは、家族のLINEグループのアルバムです。
夫も大阪の長女も入っているので、見せたい相手には、ちゃんと届きます。
実家の母には、LINEで直接送っています。
そして盲点だったのが、LINEのアイコンや背景の画像。
自分では「身内に見せている」つもりでも、グループで一緒になった人や、仕事の相手にも見えているんですよね。
年賀状も同じです。
わが家は、長女が中学生になったときに「写真入りの年賀状は、もうやめて」と言われて、それからは干支のイラストにしています。
今思えば、長女はあのころから、ちゃんとイヤだったんですよね、、、
アイコンも、背景も、年賀状も、子どもにとっては立派な「載せる」のうちです。
ちなみに長女からは、「成人式の前撮りの写真も、載せる前に絶対きいてな」と、しっかりクギをさされました(笑)
6. 「消して」と言われたら、理由をきかずにすぐ消す
一度ネットに出た写真は、スクショや保存で、自分の知らないところに残ってしまうことがあります。
最近は、生成AIなどで子どもの写真が性的な画像に加工される「性的ディープフェイク」も問題になっています。
警察庁のまとめとして報じられたところでは、2026年の上半期だけで被害の相談などが123件あり、前の年の同じ時期の約2倍にふえたそうです。
被害にあったのはほとんどが中学生と高校生で、加工したのは同じ学校に通う子というケースが約7割だったんだとか。
学校行事の写真が使われた例もあると知って、ゾッとしました。
怖がらせたいわけではありません。
でも、親が軽い気持ちで載せた1枚が、子どもの知らないところで使われてしまうこともある。
だから、子どもに「消して」と言われたら、理由をきかずにすぐ消すと決めました。
「なんで?」「いい写真やのに」は、ぐっと飲み込みます。
子どもが親に「イヤ」と言える関係でいることのほうが、何倍も大事ですから。
もしも写真が悪用されて困ったときは、警察の相談専用電話「#9110」でも相談できます。
載せない写真にも、ちゃんと居場所がある

あの夜、私はLINEのアイコンを、インスタと同じ花の写真に変えました。
夫は「背景の変え方がわからん」と言うので、結局、私が変えました(笑)
SNSが苦手な社長です。
新しい背景は、家族で行った海の、だれも写っていない夕焼けの写真です。
ちなみに、縁側のスイカの写真は、実家の母のアルバムにちゃんと貼ってありました。
母は、送った写真をわざわざプリントして、アルバムに貼ってくれる人なんです。
実家に行ったときに、そのアルバムを子どもたちと見て「この顔!」と大笑いするのが、わが家のお決まりになっています。
ネットに載せなくても、写真はちゃんと家族の宝物になるんですよね。
次女に「アイコン、変えたで」と見せたら、「ふーん、花やん」とだけ言って、自分の部屋に戻っていきました。
、、、ちょっとは、ほめてほしかった(笑)
子どもの写真は、子どものもの。
載せる前に、ひと言「載せていい?」。
まずは、自分のLINEのアイコンを見直すところから、一緒に始めてみませんか♪
