いちごです!
この夏、お盆に1泊で温泉に行こうと家族を誘ったんです。
そうしたら、高1の長男の第一声がこれでした。
「え、おれ行かなあかんの?」
行かなあかんの、て(笑)
小さいころは、旅行の前の日は興奮して眠れないような子だったんですけどね。
正直、けっこうショックでした。
でも、まわりのママ友に聞いてみたら、どこの家もだいたい同じでした。
中学生・高校生になると、部活、友達、塾、そして「家族と出かけるのがなんとなく気恥ずかしい」年頃。
家族旅行って、実はすごく賞味期限の短いものだったんだなと。
今日は、そこからわが家がたどり着いた「全員そろわなくてもいい旅行の形」を、6つの話にして書いてみます。

1. 「行きたくない」は、親が嫌いなわけじゃなかった
まず、ここを整理できたことがいちばん大きかったです。
長男に「行かなあかんの?」と言われた日の夜、私はけっこう引きずっていました。
嫌われたのかなぁ、と。
でも、あとからよくよく聞いてみたら、理由はぜんぶ別のところにありました。
お盆の前後にバレー部の練習が入るかもしれない。
友達と映画に行く約束をしかけている。
なんなら、家でゆっくり録りためた仮面ライダーを見たい(笑)
つまり、「家族が嫌」なんじゃなくて、「自分の予定と生活ができてきた」というだけなんですよね。
それって、成長としてはめちゃくちゃ正しい。
そう思えてからは、「行きたくない」に一喜一憂するのをやめられました。
2. 「全員参加」を、思いきって手放した
わが家の転機はここでした。
家族旅行=5人全員で行くもの、という前提を捨てたんです。
そもそも、長女は大阪でひとり暮らしの大学生。
夫は社長で、休みが直前まで読めない。
長男はバレー部、次女は吹奏楽部で、それぞれ予定がある。
5人の予定がきれいにそろう日なんて、年に数日あるかどうかなんですよね。
だから今は、「そろった人で行く」が、わが家のルールです。
母と次女の2人旅でもいいし、夫と長男の男2人でもいい。
「全員じゃないなら意味がない」と思っていたころより、出かける回数はむしろ増えました。
3. 行き先は「1人1つ、やりたいこと」を入れる
行き先の決め方も変えました。
前は、親が旅館とコースを決めて「さあ行くよ」でした。
今は、参加する人が1人1つずつ「やりたいこと」を出す方式です。
次女は「海で泳ぎたい」。
長男は「ご当地の限定グッズの店に寄りたい」。
私は「温泉と、おいしい海鮮」。
夫は「昼寝」(笑)
それを地図の上でつなぐと、コースがだいたい決まります。
自分の希望が1つ入っているだけで、子どもの態度はほんとうに変わるんですよね。
「連れて行かれる旅行」から「自分の予定がある旅行」になるからだと思います。
4. 泊数は短く。「1泊」か、なんなら日帰り
これも、わが家的には大発見でした。
中高生を連れ出すなら、2泊より1泊、1泊より日帰りのほうが、みんな機嫌がいいんです(笑)
部活の予定が読めないので、長い旅程はそもそも組めません。
それに、丸2日も家族と一緒だと、思春期組はだんだん無口になってきます。
車で2時間くらいの温泉に行って、1泊して、お昼すぎには解散。
「もうちょっと居たかったな」くらいで帰るのが、結局いちばん後味がいいんですよね。
旅行の満足度って、日数じゃないんだなと思います。

5. 現地では、ずっと一緒にいなくていい
旅先でのルールもゆるくしました。
観光の時間は、1〜2時間だけ自由行動OK。
長男はスマホ片手に好きな店へ行くし、次女は私と食べ歩き。
夜は夜で、部屋でそれぞれスマホを見ていても、もう目くじらを立てません。
前は「せっかく旅行に来たのにスマホばっかり!」とイライラしていたんです。
でも、考えてみたら大人だって旅先でスマホを見ますからね(笑)
不思議なもので、「ずっと一緒にいなくていい」と決めたら、ごはんのときの会話が増えました。
ずっと一緒だから仲がいい、わけじゃないんですよね。
6. 大阪の長女とは「現地集合」という新しい形
そして、これが最近のわが家のいちばんのヒットです。
大学で家を出た長女とは、旅行が「現地集合・現地解散」になりました。
こっちから4人で車で行って、長女は大阪から電車で来て、旅館のロビーで合流。
最初にやったとき、なんだか大人の友達と待ち合わせしているみたいで、変な感じでした。
でも、久しぶりに会う長女は、ひとりでちゃんと切符を取って、時間どおりに現れて。
ああ、この子はもう「連れて行く子」じゃなくて「合流するメンバー」なんだなぁと。
ちょっと泣きそうになったのは内緒です、、、
帰り際に「次はお正月ね」と言って改札に消えていく背中は、もう立派な大人でした。
それでも私は、懲りずに誘い続けます
そんなわけで、わが家の家族旅行は「全員そろわなくてもいい」「短くていい」「ずっと一緒じゃなくていい」に落ち着きました。
ハードルを下げたら、家族で出かけること自体は、むしろ続いています。
それにね、気づいたことがあるんです。
「行かなあかんの?」と言っていた長男、旅先では誰よりもよく食べて、よくしゃべるんですよ(笑)
行きの車では無言でも、帰りの車では学校の話をしてくれたりする。
誘われるのは面倒くさい、でも行ったら楽しい。
思春期って、たぶんそういうものなんですよね。
子どもと行ける旅行は、あと何回あるんだろう。
そう数えると切なくなりますが、だからこそ、断られてもへこまず、軽く誘い続けようと思います。
「今度、1泊だけ温泉どう?」くらいの、軽さで。
同じように「うちの子も来なくなった、、、」と寂しく思っているお母さん。
全員そろわなくても、半日でも、それはちゃんと家族旅行です。
お互い、ぼちぼちいきましょうね♪
夏休みの過ごし方そのものに悩んでいる方は、夏休みがしんどい…の話もどうぞ。
家を出た子との距離感については、子離れがさみしい…の話に詳しく書いています。
