いちごです!
先日、高1の長男の部屋のドアを開けたら、床が見えませんでした。
見えないんですよ、床が(笑)
脱ぎっぱなしの部活のTシャツ、開きっぱなしの問題集、飲みかけのペットボトルが3本。
イスの背もたれには制服がかかったまま、、、
「ちょっと!ここ人の住む場所じゃないでしょ!」って、思わず言っちゃいました。
中1の次女の部屋も、方向性は違うけど似たようなものです。
あっちは服とプリントと、吹奏楽部のスコアが層になって積み上がってるタイプ。
正直、この5年くらい、ずっと同じことで怒っていた気がします。
でも、去年あたりから「怒って片づく子なら、もうとっくに片づいてるわ」と気づきまして。
そこから、声かけをやめて“仕組み”のほうを変えてみたんです。
今日は、わが家がたどり着いた7つのルールを書いてみます。

1. まず認めた。「散らかってる」の基準が親子で全然ちがう
最初にやったのは、私の物差しを疑うことでした。
私にとっては「床にモノがある=散らかってる」。
でも長男に言わせると「どこに何があるか分かってるから、散らかってない」んだそうです。
いや、分かってるならペットボトルは持って出てよ、とは思いますけどね(笑)
ただ、ここで気づいたんです。
私が怒っているのは「汚いから」じゃなくて、「私の思う正しい部屋じゃないから」なんだなと。
そう思ったら、怒る回数がすとんと減りました。
譲れないのは、においとカビと虫が出る状態だけ。
そこだけ守れていれば、あとは「その子の部屋」でいい。
この線引きを自分の中で決めたのが、いちばんの出発点でした。
2. 部屋の中は“治外法権”。ドアを閉めれば見えない
わが家のルール、ひとつめです。
子ども部屋の中は、基本的に本人の管理にまかせる。
そのかわり、私はもう毎日はのぞきません。
以前は通りすがりに開けては「うわっ」と言っていたんですけど、あれ、お互いに何も生まれないんですよね(笑)
見れば言いたくなるし、言われれば反発する。
だから「ドアを閉めておいてくれれば文句は言わない」ことにしました。
思春期の子にとって、自分の部屋は数少ない“自分の領土”です。
そこを親が毎日ジャッジしにくると、片づけの問題じゃなくて信頼の問題になってしまう。
これは実感としてすごくあります。
3. そのかわり、共有スペースに出てきたものは本気で言う
放任だけだと、今度はリビングが子ども部屋になります(笑)
なので、ここははっきり分けました。
部屋の中は自由、でもリビング・洗面所・玄関に置きっぱなしのものは私の管轄。
学校のプリント、部活バッグ、脱いだ靴下、充電器。
これを出しっぱなしにされると、家族5人分がすぐ山になるんですよね。
わが家は「夜9時に共有スペースに残っているものは、玄関のカゴにまとめて放り込む」方式にしました。
捨てはしません、集めるだけ。
でも翌朝、自転車で学校に行く直前に自分でカゴをあさるハメになるので、本人たちはけっこう効きます(笑)
「片づけなさい」と言うより、こっちのほうが100倍ラクでした。
4. 「片づけなさい」より「かごは、ここね」
いちばん効果があったのが、“ざっくり入れるだけの入れ物”を各部屋に置いたことです。
長男の部屋には、脱いだ服を放り込む大きめのランドリーバスケットをひとつ。
次女の部屋には、プリントとスコアをまとめて突っ込むファイルボックスをひとつ。
たたむとか、分類するとか、そういう高度なことは求めません。
「入れるだけ」でいい。
これ、うちの子たちには本当に合っていました。
片づかない子って、やる気がないというより「戻す場所が決まっていない」だけのことが多いんですよね。
戻す場所さえあれば、意外とポイっとやってくれます。
ハードルは、下げられるだけ下げる。
これがわが家の合言葉になりました。

5. 「好きなもの」は絶対に捨てさせない・むしろ飾らせる
これは、けっこう大事にしているルールです。
長男は高校生になった今も仮面ライダーが大好きで、部屋にはベルトやフィギュアがずらり。
以前の私なら「もう高1なんだから、そろそろ片づけたら?」と言っていたと思います。
でも、それを言うのはやめました。
好きなものは、散らかりの原因じゃなくて、その子の一部ですから。
そのかわり、飾る棚をちゃんと買いました。
床に転がっていると「散らかってる」ですが、棚に並ぶと「コレクション」になるんですよね(笑)
不思議なもので、飾る場所ができてからのほうが、本人がていねいに扱うようになりました。
片づけって、減らすことだけじゃないんだなと思います。
6. 週1回、5分だけの「リセットタイム」
それでも、放っておくと部屋は確実に沈んでいきます(笑)
なので、週に1回だけリセットの時間をつくりました。
わが家は日曜の夜、お風呂の前の5分間。
タイマーを5分にセットして、それぞれ自分の部屋で、床のものを拾うだけ。
完璧にしなくていい、5分で終わり、というのがポイントです。
「今日は徹底的にやりなさい!」だと、絶対にやりません。
でも「5分だけ」なら、文句を言いながらもやるんですよね。
ゴミ袋を持って各部屋を回るのは私の担当で、そのときにペットボトルとお菓子の袋を回収します。
ちなみに、においが気になる時期はここで一緒に換気もしてしまいます。
週1回でも床が見える日があるだけで、家全体の空気がずいぶん違いました。
7. 親の部屋も、ちゃんと片づける(これがいちばん効いた)
最後は、耳が痛い話です。
実はうちの夫、社長なんですけど、書斎の机がすごいことになってまして。
書類と、開けっぱなしのノートパソコンと、飲みかけのコーヒー(笑)
ある日、長男に「お父さんの部屋のほうがひどいやん」と言われて、返す言葉がありませんでした、、、
たしかに、そのとおりなんですよね。
子どもだけに求めても、そりゃ通らない。
それからは、私も自分のクローゼットを先に片づけるようにしました。
夫にも「せめて机の上だけ」とお願いして、日曜の5分に巻き込んでいます。
親がやっていると、驚くほど文句が減ります。
結局、いちばん強い声かけは、黙って自分がやることでした。
そんなわけで、わが家は「怒って片づけさせる」のをやめて、「片づけやすい仕組みにする」に切り替えました。
それでも長男の部屋の床は、今日もだいたい見えていません(笑)
でもね、最近ちょっと思うことがあるんです。
大学で家を出た長女の部屋、今はきれいに片づいているんですよ。
あれだけ「散らかしっぱなし!」と怒っていた部屋が、しんと静かで、ベッドカバーもぴんとしたまま。
帰省したときだけ、また少し散らかって、そしてまた元通りになる。
あの散らかった部屋は、あの子がそこで暮らしていた証拠だったんだなぁと。
正直、片づいた部屋を見るとちょっとさみしいです、、、
だから今は、下の2人の散らかった部屋も、あと何年かの期間限定なんだと思うようにしています。
思うようにしていますが、それはそれとして、ペットボトルは持って出てほしい(笑)
同じように毎日ガミガミ言って疲れているお母さん。
怒る回数を減らすには、声を大きくするより、置き場所をひとつ増やすほうが早いかもしれません。
お互い、ぼちぼちいきましょうね♪
家事そのものを手伝ってくれない、という話は思春期の子が家事を手伝わない…の記事に書いています。
部屋のにおいが気になる時期のことは、思春期の子のニオイの話もどうぞ。
子どもが家を出たあとの気持ちについては、子離れがさみしい…の記事に書きました。

