いちごです!
先週の夜9時すぎ、大阪でひとり暮らしをしている長女から、電話がかかってきました。
急ぎのときは電話、と決めているので、ドキッとして出たら、、、
「お母さん、電気が消えた!」
聞けば、電子レンジでごはんを温めながら、ドライヤーで髪を乾かして、ついでに電気ケトルでお湯をわかしたら、バチンと消えたそうで。
「ブレーカーって、どこにあるん?」
、、、いや、知らんがな(笑)
娘の部屋の分電盤の場所なんて、私にわかるわけがありません。
スマホのライトであちこち照らしてもらって、ようやく見つけたのが、玄関のドアの上。
下がっていたスイッチを上げて、無事に復活しました。
電話を切ったあと、ふと思ったんです。
この半年、こういう「お母さん、これどうするん?」が、何回あったことか(笑)
5月は「お気に入りのニットが、子ども服みたいになった」。
6月は「ごみ袋に、貼り紙されて戻ってきてた」。
7月は「エアコンから、水がポタポタ落ちてくる」。
9月には、熱を出して2日も寝込んでいたことを、あとから知りました。
家にいたころ、「手伝ってよ!」とケンカしながらも少しずつ家事をやらせてきたおかげで、長女は今、自炊も洗濯も自分でちゃんとやっています。
でも、ひとり暮らしで困ったのは、毎日の家事より「たまにしか起きないこと」のほうだったんですよね。
しかも、よく考えたら、家では「洗濯機を回す」「ごみ袋を出す」みたいな“作業”はしてもらっていても、「どれを、いつ、どうするか」を決めていたのは、ぜんぶ私でした、、、
高1の長男は、あと2年半で高校を卒業します。
本人は「家から通える大学にしよかな」なんて言っていますが(笑)、中1の次女も含めて、いつかは家を出ていくかもしれません。
そこで、長女の“SOS”から気づいた「家を出る前に教えておけばよかったこと」を6つ、書いてみます。
今、下の2人に少しずつ教えているところです。
ひとり暮らしを控えたお子さんがいるママの参考になったら、うれしいです♪

1. ブレーカー、ガス、水道。「止まったとき」の戻し方
まずは、冒頭のブレーカー事件から。
分電盤は、玄関や洗面所、キッチンの上のほうについていることが多いみたいです。
電子レンジやドライヤー、電気ケトルは電気をたくさん使うので、同時に使うと落ちやすいんだとか。
関西電力送配電のホームページによると、使いすぎで落ちたときは、使っている家電を減らしてから、落ちたブレーカーを戻せばOK。
戻してもすぐにまた落ちるときは、漏電の可能性もあるそうなので、自分であれこれさわらずに管理会社に相談するのが安心です。
ガスも、大きな地震のときや、長い時間ガスが流れっぱなしになったときなどに、メーターが安全のために自動で止まることがあるそうです。
大阪ガスのホームページでは、ガス機器をすべて止めてからメーターの復帰ボタンを押して約3分待つ、という戻し方が紹介されていました(メーターの種類によって手順はちがいます)。
ガスのにおいがするときは、戻そうとせずに、窓をあけてガス会社へ連絡です。
水道の元栓も、水もれしたときにすぐ閉められるように、場所だけは入居の日に確認しておきたいところです。
ちなみに、その週末、わが家の分電盤の場所を家族に聞いてみたら、、、
長男も次女も知らない。
夫まで「え、どこにあるん?」(笑)
社長、自分の家のブレーカーの場所は知らなかったようです。
さっそく分電盤のふたを開けて、どのスイッチが何なのか、家族みんなで確認しました。
2. 洗濯表示の見方。実は、記号が変わっていた

5月のニット事件は、冬物をしまう前に、お気に入りのニットを洗濯機でいつものコースのまま洗ったのが原因でした。
見事に、子ども服サイズです(笑)
家にいたころ、洗濯機を回すことはあっても、「これはネット」「これは手洗い」と分けていたのは私でした。
じゃあ教えよう、と服のタグを見て、びっくり。
洗濯表示の記号が、私が覚えていたものと全然ちがうんです、、、
調べてみたら、洗濯表示は2016年12月に、国際規格に合わせた新しい記号に変わっていたんですね。
消費者庁の資料によると、このとき記号の種類は22種類から41種類に増えたそうです。
そりゃあ、昔の記号で止まっている母には読めません(笑)
基本だけ押さえておくと、こんな感じです。
おけのマークは、家で洗えるという意味で、中の数字は液温の上限。
おけの下に線が1本なら「弱く」、2本なら「非常に弱く」。
おけに手を入れたマークは、手洗い。
おけに×がついていたら、家では洗えません。
四角の中に丸があるのは乾燥機(タンブル乾燥)のマークで、×がついていたら乾燥機は使えません。
ニットには、四角の中に横線が入った「平干し」のマークがついていることも多いです。
これだけでも、失敗はずいぶん減るはずです。
家で洗えるけど迷ったときは、洗濯ネットに入れて、おしゃれ着用の洗剤で、手洗いやドライのコースで洗う。
乾燥機には入れない。
これが、わが家の「迷ったらこれ」です。
洗濯物たたみ担当の次女にも、たたむついでにタグを見てもらうようにしました。
「おけに手ぇ入ってるやつ、けっこうあるやん」と、なんだか楽しそうです(笑)
3. ごみの出し方は「住む町のルール」で決まる
6月の貼り紙事件は、ペットボトルを出す日をまちがえたのが原因でした。
ごみの分け方も、出す曜日も、住んでいる市区町村のルールで決まります。
地元と同じ感覚で出すと、まちがえるんですよね。
たとえば大阪市では、地域ごとに収集の時間帯まで決まっていて、収集日のカレンダーがついたごみ分別アプリも用意されています。
大きな家具などの粗大ごみも、大阪市は事前の申し込み制で、有料です。
引っ越したら、まずは住む町のホームページで、分け方と曜日を確認する。
入居のときにもらった「ごみの出し方」の紙は、捨てずに冷蔵庫の横に貼っておく。
これだけで、貼り紙はかなり防げたと思います。
そういえば、わが家のゴミ出し担当は高1の長男です。
でも、よく考えたら、長男がやっていたのは、私が分けたごみ袋を集積所まで持っていくことだけでした(笑)
最近は、分けるところから長男に任せています。
「ペットボトルって、ラベルはがすん?キャップは?」と毎回聞いてきますが、それでいいんです。
聞きながら覚えるのは、家にいる今のうちしかできませんから。
4. 熱が出たとき、ひとりでどうするか

これは、親としていちばんこたえました。
9月、長女は熱を出して、2日間寝込んでいたんです。
LINEの返事は、「ごめん、寝てた」のあとに、ひと言「元気」。
あとで電話で聞くまで、熱があったなんて、まったく知りませんでした。
近くのクリニックで診てもらって、今はすっかり元気です。
でも聞けば、熱でふらふらの体で、スマホで病院を探したそうで、、、
元気なうちに、やっておけばよかったことがあります。
近くの内科と、休日や夜でも診てもらえるところを調べて、スマホに保存しておくこと。
マイナ保険証(持っていない人には「資格確認書」が届きます)を、いつもお財布に入れておくこと。
従来の健康保険証は、2025年12月で有効期限が切れていて、今はもう使えないそうです。
長女はマイナンバーカードをお財布に入れていたので、ここだけは大丈夫でした(笑)
体温計、いつもの市販薬、スポーツドリンク、レトルトのおかゆやゼリー飲料を、ひとつの箱にまとめておくこと。
そして、救急車を呼ぶか迷ったときの「#7119」。
大阪府なら24時間365日、「病院に行ったほうがいいのか、救急車を呼んだほうがいいのか」を電話で相談できて、看護師さんなどが応対してくれるそうです。
#7119をやっていない地域もあるので、そんなときは消防庁の「Q助」というアプリで、症状から緊急度を調べることもできます。
もちろん、意識がないなど、明らかに緊急のときは、迷わず119番です。
#7119と、近くの病院の電話番号を、長女のスマホに登録してもらいました。
次の仕送りの段ボールには、体温計とレトルトのおかゆを入れておきました。
「しんどいときは『元気』じゃなくて電話して」の約束も、もう一回だけ念押ししました(笑)
5. 18歳はもう「大人」。うまい話は、その場で決めない
お盆に帰省したとき、長女がさらっと言っていたことがあります。
「インスタに、『スマホだけで月10万』みたいなDM、しょっちゅう来るで」
、、、こわっ。
2022年4月から、成年年齢は18歳になりました。
18歳・19歳でも、親の同意なしで、いろいろな契約ができます。
そのかわり、未成年なら使えた「未成年者取消権」(親の同意なしにした契約を取り消せるしくみ)は、もう使えません。
国民生活センターによると、2025年度に18歳・19歳から寄せられた消費生活相談は10,250件。
2021年度以降で、いちばん多かったそうです。
とくに多いのが、脱毛エステなどの「美」と、副業などの「お金」にまつわる相談なんだとか。
長女に届くDMは、まさにこの「お金」のほうです。
ここで役に立ったのが、夫の口ぐせです。
振袖の話のときにも出た、あれ。
「その場でハンコ押したらあかん、一晩寝かせろ」
長女と決めたのは、この3つです。
その場で決めない。
お金を借りてまで払う話は、断る。
迷ったら「親に相談してから」と言っていい。
それでも困ったら、消費者ホットラインの「188」。
近くの消費生活センターなどの相談窓口につないでもらえます。
覚え方は「いやや!」だそうです。
関西弁の娘には、覚えやすい番号でした(笑)
6. 困ったときに「だれに連絡するか」を1枚に
7月のエアコン事件のとき、長女は自分で修理の業者さんを探して、呼ぼうとしていました。
ちょっと待った!
部屋に備え付けのエアコンや給湯器が故障したときは、まず大家さんか管理会社に連絡するのが基本です。
民法でも、借りている部屋の設備の修理は原則として貸す側の役目で、借りる側は「こわれました」とすぐに知らせることになっているそうです。
ただし、自分の不注意でこわしたときは、話が別です。
自分で業者さんを呼ぶ前に、まず連絡。
家で保管していた賃貸の契約書類から管理会社の電話番号を探して、LINEで送りました。
長女が電話したら、管理会社のほうで、すぐに業者さんを手配してくれたそうです。
思えば、契約も家賃の引き落としも親がしていたので、長女は管理会社の名前すら知らなかったんですよね、、、
今の子は、調べものは本当に得意です。
でも、「だれに聞けばいいか」は、検索してもなかなか出てきません。
そこで、管理会社、ガス会社、近くの病院、大学の学生相談の窓口、そして家族。
困ったときの連絡先を1枚にまとめて、長女のスマホと、冷蔵庫の横に貼ってもらいました。
入居の日にこの1枚を作っておけば、半年分のSOSの半分は、ひとりで解決できたかもしれません(笑)
「教える」より「やらせてみる」を、家にいるうちに
振り返ると、長女に足りなかったのは、家事の腕より「たまにしか起きないこと」の経験でした。
ブレーカーも、ニットも、ごみの日も、熱も、うまい話も。
どれも、一度やってみたことがあれば、あわてずにすんだことばかりです。
だから下の2人には、「教える」より「やらせてみる」を少しずつ。
分電盤のふたを開けてみる。
タグを見てから洗う。
ごみを自分で分ける。
全部を一度にやらなくていいと思っています。
家にいるうちに失敗できるのは、今だけですから。
ちなみに、ブレーカー事件の次の日の昼、長女からLINEが届きました。
「電子レンジとドライヤー、同時に使わんようにしてる(笑)」
、、、あら、ちゃんと学んでる。
家を出た日は、廊下で泣いた私ですが、こうして「お母さん、これどうするん?」と頼ってもらえるのも、あと少しなのかもしれません。
そう思うと、夜9時すぎの電話も、ちょっとうれしかったりして(笑)
ひとり暮らしを控えたお子さんがいるママ、入居の日は、ぜひ分電盤の場所から一緒に確認してみてくださいね♪

